スペイン週間コルムナ総評
スペイン週間コルムナはスペインの色々な出来事を題材にしながら、毎週テ−マは違う様で、実は本質的には同じ問題提起の繰り返しであることに読者はお気付きでしょうか。
それは人間社会の様々な問題は千差万別に見えて、実は
人間の愚かさと言う唯一の悪い根から芽を出し、その結果毎週(とは限りませんが)取り上げている様な千差万別の悪い実を結ぶからです。それゆえ毎週毎回本質的に同じ問題提起であると言えるのです。もちろん、人間の良い面にも目を向けなければ(もちろん取り上げます)片手落ちのコラムになる可能性もありますが、もし人間の良い面で悪い面(根)が改善されて人間や社会が良くなるものなら、とっくの昔に良くなっているはずではないでしょうか。しかし、現実は全く逆です。根が悪いからです。実際インターネットで日本の新聞を見ても、これが祖国かと目を疑いたくなる様なロクなニュースばかリしかないではありませんか。そして、スペインもその点では引けはとりません。
千差万別の問題(悪い実)に目を向ければその量に圧倒されてしまいます。しかし、その根源が唯一とすれば、対処すべきはその唯一の悪い根であり、そこから生える千差万別の悪い実の数々に逐一対処したところで本質的な解決にはならないことがお分かりでしょうか。実の本質は根にあるからです。人間の行いの実もその根、性根から生ずるからです。
しかし、果たして悪い実を切り落としたり、良く見せるために厚化粧したりする無駄な努力ならまだしも、その原因の悪い根を良くすることなど果たして出来るのでしょうか。
通常の問題提起であれば、あたかも他人や社会が悪いかの如く『皆さん、悪い
実を何とかしましょう』となります。しかし、根が腐っているのに良い実が成る訳がないのです。政治、社会運動、風紀部の規則など、人間的な方策のほとんどは、動機は良いかも知れませんが、悪い実自体をいじくって何とか良くし様とするから何も本質的な解決にならないのです。それはまず人間自体が、そして、貴方自体が自らの根が悪いことに気付いていないことにもあります。スペイン週間コルムナは他人事ではなく、実は貴方の人生の鏡そのもの、貴方への問題提起なのです
。![]()
![]()
![]()