◆スペインギタ-週間コルムナ◆火曜日更新
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現代人は勉強に仕事に忙しいのです。限られた時間を有効に活かしてギタ-を上達するにはスペイン人ギタリストの真似をするのが一番。楽譜なし、教則本なし、基礎練習ゼロ---。
毎週このコラムを読めば貴方のギタ-人生が根底から覆されます。もし覆されない方がいらっしゃればグラナダにおいで下さい。私が自腹でスペイン名物脳みそフライをご馳走します。 |
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262 歌心で左手各指の独立性は小指から(7) 09-10-2007(火) |
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それでは、(1)~(6)を参考に各自何か具体的な曲、或いはフレ-ズを弾いてみましょう。もちろん、小指に注意しながら、<a>どの箇所が小指が跳ね、どの箇所で跳ねないか <b>その時の小指自体より、むしろ左手&左腕全体の内側の力み具合に注目 <c>小指が跳ねる時はどこかが力むが故に左手&左腕全体の軸がぶれ、それ故押弦やポジション移動の際に余計な力みが生じていることを <d>跳ねない時は左手&左腕全体の軸もぶれず、最小限の力で押弦やポジション移動出来ていることをそれぞれ比較観察し <e>それはそのまま左手各指の独立性に直結していることを実感として認識する。つまり、<f>左手&左腕全体の軸がぶれれば力みが生じ、その兆候として小指が跳ね、左手各指は独立性を失い、力で弦を押さえたり、ポジション移動する様になり、更に悪循環に陥って最後はgあ~しんどい、もうあかんh状態になるが、<g>左手&左腕全体の軸がぶれなければ力みも生じず、最小限の力で弦を押さえ、スム-ズにポジション移動することが出来、いつかはパコ・デ・ルシアの様にふんわり感覚で強烈なハンマリングが打てる様になるのも夢ではない。 ですから、以上を認識した上で<h>指やポジション移動の際、小指が跳ねたくなったら力まず小鳥を握り殺さないほどの力での移動押弦を試み、<i>その間軸がぶれない感触を掴む。<j>常にリラックスして力まないこと、軸がぶれないことが優先順位であり、<k>小指やその他の指自体はそんなに気にしなくても良い。 敢えて言うならば、仮に一見弾けているとしても、小指が跳ねている内は完全に弾き切ってはいないとも言えるでしょう。もちろん、内側が力まず軸もぶれず、それでいて自然に小指が跳ねている人は別ですが、左手&左腕の軸の安定不安定のバロメ-タ-が小指であることを認識しておいても今後のギタ-人生損はしません。例えば、得意な曲、不得意な曲を弾いてみましょう。前者は比較的小指は跳ねず、後者は跳ねているのではないでしょうか? 以上便宜上<a>~<k>に分けましたが、これらはいずれも肉体的なリラックス&力み、そして軸のぶれとも言えますね。やはり、人間見かけより内側。ギタ-も指より歌心です。歌心と言う軸がぶれない人はまた左手&左腕の軸も指もぶれないものです。 |
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261 歌心で左手各指の独立性は小指から(6) 02-10-2007(火) |
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例えばCのコ-ドを押さえてみましょう。出来れば小鳥を握り殺さないほどの力で押さえてみましょう(コルムナ252)。これだけなら小指は跳ねませんが、ギタ-を弾く以上左手のポジションは絶えず移動しています。ポジション移動でCから他のフレットに移る時はもちろん、同じ1~3フレット内での指の移動でも、いわゆる軸がぶれて左手が力めば、その兆候として小指が跳ねます。逆に、指や手の移動の際左手が力むから軸がぶれるとも言えるでしょう。そして、この様に一箇所が力めば他の指や左手全体、更に左腕自体さえ力むに至ります。これは筆者自身の経験でもあります。こうなると力みの連動とも言え、更に懸案の左手各指の独立性など茫然自失。アップアップ状態となり、左手は小鳥を握り殺すほどの力でネックにしがみ付き、哀れ小指は逆エビ固めの如く反り返ってギブアップ!? 壁にぶち当たっている多くのギタ-奏者の左手はおよそこんなものではないでしょうか? しかも、それでいて『私は左手の力がない。すぐに疲れてしまう。ギタ-には向いてないのかな・・・』などとしょぼくれているとしたらとんだお門違いです。こう言う読者は一度女性ギタリリストと腕相撲してみましょう。間違いなく読者が勝ちますよ。と言うことはギタ-は腕力じゃないと言うことなのです。 昔からの読者はご存知かと思いますが、gスペインギタ-週間コルムナhの基本メッセ-ジは『ギタ-上達はいかに指を鍛えるかではなく、いかに指から力を抜くか』です。ギタ-は指の肉体的鍛錬だと思い込んでいる人はギタ-人生の第一歩から人の道を踏み外しているのです。全うなギタ-人生を歩めない訳なのです。力で弦を押さえて、力で弦を弾いている内は指の独立性など不可能です。 そんなに鍛えたければ指ではなく歌心を鍛えれば指は力まず勝手に動く様になりますよ、と言うのもまたgスペインギタ-週間コルムナhの基本メッセ-ジです。何故なら歌心こそぶれてはいけないギタ-の軸であり、これさえぶれなければ後は何とかなります。もちろん、両手各指の独立性もです。 |
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260 歌心で左手各指の独立性は小指から(5) 25-09-2007(火) |
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左手の小指に注意しながらギタ-を弾いてみましたか(先々週のコルムナ)? 意外と跳ねているのではありませんか?
その跳ねている時の左手の外見のフォームではなく内側の感触はどうですか?
左手内面が力んでいるからこそ、その危険信号のバロメ-タ-として弦を押さえず使っていないはずの小指が勝手に跳ねたり、真っ直ぐに反ってしまうと書きましたが、それではどうして左手が力むのでしょう? |
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259 歌心の17歳の青年ギタリスト 18-09-2007(火) |
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先日筆者の知り合いのギタリストの生徒だと言って17歳の童顔の青年がやって来ました。青年と言うよりは明らかにまだ少年の面持ち。先生から一回マサキのとこに遊びに行って来いと言われた様です。 楽譜は少しは読めるそうですが、ギタ-を始めて僅か3年で既にgアストゥリアスhgショ-ロhなどクラシックの名曲やジャズも弾きこなし、もちろん、フラメンコもかなり弾けます。そして、これらは楽譜の読めない先生から目と耳で見様見真似で習ったもので、当然毎回のレッスンも楽譜や教則本なしで先生が弾いて生徒が真似すると言う、日本人、特にクラシックギタ-をやっている人から見れば信じられない教え方に習い方です。当然先生もレコ-ドから耳コピでバッハでも何でも採ってしまう耳の持ち主。 いや~、しかし、参りましたね。滅茶苦茶上手い。まだまだミスタッチも目立ちましたが、何よりミスタッチを感じさせない歌わせ方が上手い。それを本人は歌わせ様と意図的に弾いているのではなく、全く無意識の内に歌わせてしまっているところに磨けばまだまだ無限に光る歌心と言う素材が丸見えでした。 我々には指使いは真似出来ても、この歌心ばかりは真似出来ません。しかし、それでも真似ぶ(学ぶの語源)べきは指使いではなく歌心です。我々も歌心を磨くほどに指も動きます。これがgスペインギタ-週間コルムナhの結論です。ただ、この一事を毎週手を変え品を変えどうこう言っているだけのことなのです。他にはありません。 小指の話はまた来週から続けましょう。 |
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258 歌心で左手各指の独立性は小指から(4) 11-09-2007(火) |
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弦を押さえていない小指が何かにつけ跳ねたり、伸び切ってしまう時はどんな時でしょう(先週のコルムナ)? まず、使っていないのに勝手に動くのですから、懸案の独立性がないことは明らかです。それではどうして他の指に連動して、或いはポジション移動の際に連動して動いてしまうのでしょう? 各指の独立性とは使っていない指は完全に休んでいることです(同250太字)。休んでいると言うことは動かないことです。とは言え、人間の体はどこかで必ず繋がっているとすれば、ある程度の連動は避けられないとも言えます。これが第一の理由でしょう。ですから、小指に限らず他の指も力が抜けていれば少々の連動は問題ないと言えます。例えば、有名なプロでもこんなにバタついていいのかと疑いたくなるほど指が飛び跳ねている人はたまにいます。要は外見のフォ-ムではなく、左手内面の力みがないことです。 ただし、筆者自身も含めて左手の小指が跳ねてしまうのは、左手内面の力みがない自然な跳ね具合ではなく、正に左手内面が力んでいるからこそ、その危険信号のバロメ-タ-として弦を押さえず使っていないはずの小指が勝手に跳ねたり、真っ直ぐに反ってしまうのです。 読者の皆さん、来週まで左手の小指に注意しながらギタ-を弾いてみて下さい。 |
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257 歌心で左手各指の独立性は小指から(3) 04-09-2007(火) |
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使いもしない、弦に触さえしない小指の感触に一番注意しながらCのコ-ドでの中指のハンマリングをもう一度やってみましたか(先週のコルムナ)? 或いは、他の曲でも何でも構いません。左手の小指、特に使っていない、弦を押さえていない時の左手の小指に注目して弾いてみて下さい。弦を離れたのをいいことに必要以上に跳ねたり、完全に伸び切ってしまうことが結構ありませんか? 小指に限らず、使っていないから、弦を押さえず空中で待機しているからと言って指は完全にリラックスして休んでいるとは限りません。いや、人間の体は筋肉や筋が皆どこかで繋がっているとすれば、むしろ逆の場合が多いのではないでしょうか? その力みが如実に表れるのが小指ではないかと筆者は思います。特に弾き手の意思に反して関節が総て伸び切って小指がピ-ンと反ってしまう場合です。これがその人の左手が使っている指以外は休んでいる、左手各指の独立性が保たれているかどうかを知るバロメ-タ-だと言えます。 もし、g何じゃそりゃ? わしの小指はそんなこた~にゃ~で、おみゃ~さんhと言う読者がいれば、それは力みの兆候がない訳ですからめでたいことです。しかし、小指が意に反して伸び切ってしまう読者は左手各指の独立性がない故に小指も連動して力んでしまうこと念頭に置いてコルムナを読み続けて下さい。 |
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256 歌心で左手各指の独立性は小指から(2) 28-08-2007(火) |
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Cのコ-ドを使って中指に拠るハンマリングを題材にあれこれコルムナしたのはまだ皆さんの記憶に新しいことでしょう(コルムナ248~)。もう一度簡潔におさらいすると、Cを最小限の力で、小鳥を握り殺さない位の力で押さえたまま(同252)、中指だけ、他の指は弦を押さえたまま休んだまま、左腕全体の軸をぶらさず、中指だけ上げ下げして強打のハンマリングを打ち込みます、力を抜いて(同253)!? Cですから人差し指と薬指はそれぞれ②&⑤弦を押さえ、中指で④弦の2フレットのミをハンマリングしている訳です。この時、読者は一体どの指が一番キ-ポイントになると思いますか? 間違いなく親指です(同90&91~93~96&98&99&107~109&112~117)。それでは、この場合読者は一体どの指が一番楽をしていると思いますか? 当然使っていない、弦に触れてさえいない小指でしょう。 それでは、読者の小指は本当に休んでいるでしょうか? 使っていないから楽をしているでしょうか? このCのコ-ドでの中指のハンマリングをもう一度やってみて下さい。ただし、使ってもいない、弦に触れてさえいない小指一番注目してやってみて下さい。 *8月はHP管理者の夏休みの関係で更新が不規則になります。 |
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255 歌心で左手各指の独立性は小指から(1) 21-08-2007(火) |
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ここで最近の読者のためにgスペインギタ-週間コルムナhの大きな流れを復習しておきます。 歌心で右手の治療(コルムナ153~197)、そして、左手の治療をして来ました(同212~)。まず押弦一般(同216~221)、スラ-(同222~226)、ポジション移動(同228~230)、両手のタイミング(同231~233)、拡張(同234&235&237~243)、そして、先週までハンマリング(同244~254)と、これらで左手の諸々のテクニックは一応網羅したのではないかと思います。そして、治療と言うからにはそれにまつわる各症状についても診て来ました。 以前からの読者はご存知かと思いますが、gスペインギタ-週間コルムナhでは常にギタ-の基礎をg情緒的基礎hとg肉体的基礎hに便宜上分けて考えています。もちろん重要度はg情緒的基礎>肉体的基礎hであり、g情緒的基礎hは結局g歌心hに帰着します。そして、歌心のある人ほど無意識の内にg肉体的基礎hも安定して来るものです。つまり、歌心を大切にすれば、その個所を歌ってやれば、指は肉体的にも安定し、これらの諸症状も自然に良くなると言う訳です。少々強引かも知れませんが、腰を矯正して体の他の個所が自然に良くなるのなら(同4)、歌心ほどに指が改善されても何の不思議もないのです。 そのg肉体的基礎hの一つの言い方が右手も左手もg各指の独立性hと言う訳です。これについてはいつか一つのテ-マとして取り上げ様と思っていたのですが、歌心で右手&左手の治療は先週で一応終了し、今週からはハンマリングを機会に初めて引用したこの右手&左手のg各指の独立性hについて(同244&246)、まずはg左手各指の独立性hについてコルムナして行きましょう。 そのバロメ-タ-は小指!? |
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254 押さえて休めば歌心:ハンマリングと左手各指の独立性(5) 14-08-2007(火) |
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総括です。要するにハンマリングに限らず、左手の総ての技術はその左手の指に拠る技術や技巧自体ではなく、指以外の左手(手~手首~腕~肘~肩)の軸がぶれないことが肉体的な基礎です。軸がぶれれば指もぶれ、ハンマリングに限らず、押弦、上昇スラ-、下降スラ-、拡張、ポジション移動など何をやっても技が利かず、技が利かないから力で利かそうと力み、小鳥も握り殺すほどの力でネックを握り締め(同252&253)、ますます悪循環に陥り、左手各指の独立性どころか、腱鞘炎への花道にさえなってしまいます(同123&124)。 従って、軸がぶれれば、今まで散々書いて来た様に、決して小鳥を握り殺さない位のグリップでハンマリングに限らず左手の指の強打を望むことは出来ませんし、懸案の弦を押さえながら休むことも、そのための左手各指の独立性も養われることはありません。 左手の軸の安定を計って、総ての筋肉も筋もリラックスすることを目指してみましょう、弾きながら、弦を押さえながら!? ところで、肉体的な基礎であるこの軸がぶれないと言うこともまた、歌心と言う絶対的な情緒的基礎がぶれない賜物であることもまた言うまでもありません。腰を矯正すれば体の他の悪い個所は自然に良くなって来る様に(同4)、歌心さえぶれなければ、左手の軸(も右手の軸)も自然にぶれなくなることもまた真理です。 例えば、得意な曲は左手も右手も軸がさほどぶれず、苦手な曲になるとぶれているものです。各自観察してみましょう。指ではなく、軸を観察してみて下さい。 |
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253 押さえて休めば歌心:ハンマリングと左手各指の独立性(4) 07-08-2007(火) |
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皆さんは弦を押さえる指先の位置や角度を考えたことがあるでしょうか? 昔からの読者なら余り細かいことを言うのはgスペイン週間コルムナhの主旨ではないことは良くお分かりでしょうが、こうあるべきだと言うフォ-ムを決め付けるのではなく、各指弦を押さえて一番しっくり来るポイントや角度を探すべきことについて述べている訳です(先週のコルムナ最後)。ただし、何より肝心なことはCのコードに限らず(同248&252)、いかなるポジションの場合でも小鳥を握り殺さない位の力で押さえているべきことです!? 指先は軸ではありません(先週のコルムナ)。指以外の腕、肩、肘、手首、手自体の軸がぶれず、完全にリラックスしている感触に注意しながら弦を押さえながら、最もしっくり来る指先の角度や弦の当る位置を探してみましょう。もちろん、軸がぶれまくって単に力を抜いてふにゃふにゃでは意味がありません。 軸がぶれなければバットの握りが柔らかくてもヒットになります(先週のコルムナ)。ギタ-における左手(も右手)も同じです。軸がぶれなければぶれないほど最小の力でしっかり押弦出来ます。軸とは突き詰めれば情緒的基礎である歌心ですが、肉体的基礎は指以外の軸がぶれないことです。その上で各指弦を押さえて一番しっくり来るポイントや角度を探すべきことは言うまでもありませんし、そうでなければ、足腰がグラついて体の軸がぶれているのに、バットの真っ芯でボ-ルを捉えさえすればヒットになると思い込むのと同様です。 軸がぶれている内は左手各指の独立性などあり得ません。軸がぶれている分だけ指だけで安定させ様と指に力が入り、すぐ疲れて指先も痛くなります、ハンマリングも!? それでは小鳥を握り殺さない位の力のグリップで力を使わず軸をぶらさず強打のハンマリングを心がけてみて下さい!? これは一見矛盾している様ですが、逆説の真理です。 |
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252 押さえて休めば歌心:ハンマリングと左手各指の独立性(3) 31-07-2007(火) |
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高校野球の季節になりました。甲子園出場高も出揃った様です。 筆者は高校野球と言えば駒大苫小牧の監督さんの言ったことを思い出します(コルムナ100&101)。これは野球やギタ-に限らず、人生の様々な分野に通じる大真理です。 そう言えば松井選手のグリップは柔らかいと聞いたことがあります。また、あるプロゴルファ-の言うには、ゴルフクラブの握りは小鳥を握り殺さない位がちょうどいいそうです。いずれも軸がしっかり安定してぶれないが故のリラックスした熟練の技です。 ギタ-も同じです。最後は両手共歌心と言う軸こそ力まず弦に力を伝える秘訣なのですが、肉体的な面においても、左手も右手も軸がぶれずリラックスしていることこそ各指の独立性の秘訣であり、懸案のハンマリングの強打の秘密でもあります。ここでは少し肉体的な微調整を試みてみましょう。 もう一度Cのコードを押さえてみましょう(同248)。簡単・・・ですか? それでは、今度は最小限の力で押さえてみて下さい、小鳥を握り殺さない位の力で!? あくまでぶれてはいけない軸の感触(これまたことばにはなりませんが)に細心の注意を払いながら、弦を押さえている人差し指、中指、薬指の指先の感触を確かめましょう。そして、各指弦を押さえて一番しっくり来るポイントや角度を探します(この項続く)。 |
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251 押さえて休めば歌心:ハンマリングと左手各指の独立性(2) 24-07-2007(火) |
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押さえながら休む(先週のコルムナ)!? 弦を押さえていない指はともかく、押さえている指は押さえている以上、押さえたまま休むしか方法はありません。徹底的に休まなければ力みは力みを呼んで左手各指の独立性もなく、懸案のハンマリングも力で無理矢理打ち下ろして、その上音が出ない割には、力ずくでやっているので指先も痛くなります。この場合(同248)、私が私の中指を思い切り振りかざして、私が私の中指の力でハンマリングで音を出そうモ-ドにg頭がh入っていることが最大の的外れです。ハンマリングに限らず左手の指先が痛くなる人は非力だったり、練習量が少なく鍛錬が足りないからではなく、力が入り過ぎが故の可能性が大です。使っている指も使っていない指も、そして、押さえている指も押さえながら休んでみましょう。 もう一度『指に勝手に弾いてもらう』基本に立ち返れば(同6)、ハンマリングは私の中指に歌心に乗った勢いで勝手にやってもらうものなのです。他の様々なテクニックも同じこと。それ故中指以外は徹底的に休んでいることが必要です。その秘訣は究極のところ歌心であり、歌心の豊かな人ほど無意識の内に余計な力が抜けていることになっているのですが、弦を押さえながら休む感触を探すために、来週から少し肉体的な微調整を試みてみましょう。 |
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250 押さえて休めば歌心:ハンマリングと左手各指の独立性(1) 17-07-2007(火) |
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もう一度Cのコ-ドを押さえたまま④弦の第2フレットのミを押さえている中指を指板から離してハンマリングしてみましょう(コルムナ248)。 ここで筆者も読者もハンマリングする中指だけに神経が行ってしまいそうですが、もう一度初心に帰りましょう。指に問題が起きたら、原因はそこにはないと言うこと(同4)。つまり、この場合中指によるハンマリングの上手い下手は必ずしも中指だけの良し悪しではないと言うことです。それは先々週の最後に書いた様にg中指以外の指も左手や左腕の筋肉や筋も力まない様に中指のハンマリングでミの音を大きくはっきり出してみて下さいhと言うこと、つまり、中指以外が力めば中指も力んでハンマリングは上手く行かず、中指以外がリラックスすれば中指もまたリラックスしてハンマリングも上手く行きます。問題は中指意外なのです。 では中指意外はどうすればいいのでしょう? それは『もちろん、最後は歌心に帰着する訳ですが、それはg右手も左手も使っている指以外は徹底的に休んでいることhです。ハンマリングなら、打ち下ろすその指以外は徹底的に休んでいることなのです(同247)。』 では、この場合どうすればハンマリングしている中指以外は徹底的に休んでいることが出来るでしょう? 中指以外は人差し指は②弦の第一フレット、薬指は⑤弦の第三フレットを押さえている訳ですから、それぞれ弦を押さえたまま休みゃあいいんですよ!? 力を込めて他の弦を押さえながらハンマリング出来る訳がありません。これが上のg hに書いたg中指以外の指も~力まない様にhと言う意味です。弦を押さえている以上そのまま休むしかありません。どうやって? そこから先はもう各自の感覚の世界です。この練習を何度も繰り返して下さい。そして、中指は全く忘れて弦を押さえている人差し指と薬指がいかに弦を押さえながら休んでいるかに細心の注意を払ってみて下さい。もし、力みを感知したのなら徹底的に力を抜くことを心がけて下さい。ただ、音が出続けるほどの力は弦に伝達して押さえ続けなければなりません、力を込めずに!? これは感触の問題です。ただし、力を抜く感触の問題です。 |
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249 ハンマリングと左手各指の独立性の治療も歌心(6) 10-07-2007(火) |
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中指だけと言われても、必ず他の個所も多かれ少なかれ連動してしまうことは人間の体である以上生理的に避けられません(先週の続き)。 このg連動hと言うことばも適当ではないかも知れませんが、人間の体が故に、どうしても繋がってしまう最低限の繋がりなら仕方ないとして、どこか一箇所動かすことに拠って他の個所がg力むhとすればこれは問題です。そして、実はこれこそ多くのギタ-奏者の問題なのです。ハンマリングだけではなく、このg力みhこそ目には見えないが故にほとんど誰も言及しない左手右手の多くの問題の根本原因だと言えます。 昔からの読者はご存知かと思いますが、スペインギタ-週間コルムナは『基礎をしっかり据えてやれば指は自然に良くなる ⇒ 基礎とは指ではなく目に見えない個所、目には見えても人が注目しない個所こそ基礎である ⇒ その基礎を便宜上情緒的基礎と肉体的基礎に分けて考える ⇒ もちろん、重要度はg情緒的基礎>肉体的基礎h ⇒ 情緒的基礎とは突き詰めれば歌心であり、指は歌心ほどに動く様になる』との基本路線に則っています。 そして、片や肉体的基礎のグラつきの一番の根本原因は基礎練習不足ではなく、姿勢やフォ-ムやタッチや爪の形が悪いのでもなく、必ずしも指が短いからでもなく、腕力や握力がないからでもありません。これはハンマリングに限らず総てにおいてです。 むしろ、逆なのです。非力だからいくらハンマリングで中指を打ち下ろしても音が小さいのではなく、力み過ぎ故に他の指や手や腕や肩まで連動して力んでしまうから、却って音が出ないのです。余計な力が入っているので、いくら正しいタッチで、理想的な形の爪でアルペジオを弾いても弦に引っ掛かるのです。音も小さいのです。 残念ながらFが押さえ切れずギタ-を諦めた人の話は良く聞きますが、今は難なくFを押さえている読者も思い出してみて下さい。Fであれほど苦労した初心者の頃より握力が付いたから今はFがすんなり押さえられるのではなく、初心者の頃は力を抜くことを知らなかったからあれほど苦労したのです。力で無理矢理セ-ハし様としたから手が痛くなったのです。弦を押さえて弦を爪弾く力は必要ですが、力んではダメなのです。 ハンマリングもその他様々なテクニックも理屈は同じ。来週はもっと力を抜いてみましょう。いえ、休んでみましょう!?
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248 ハンマリングと左手各指の独立性の治療も歌心(5) 03-07-2007(火) |
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とは言え(先週のコルムナ)、人間の体は筋肉、筋、腱、神経など、皆どこかで繋がっているものですから、どこか一箇所動かせば必ず他の個所も連動してしまうことは生理的に避けられません。そして、それを最小 |