◆スペイン週間コルムナ◆火曜日更新
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果たして人の一生は物の売買だけで一喜一憂するだけのものでしょうか。自分の欲だけ満たして最後は皆等しく死ぬために働くのが人生でしょうか。 日本語情報センタ-は単なる情報屋ではありません。スペインの情報やサ-ビスを通して別次元の人生観を日本の同朋に問いかけます。 |
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250 タイタニックより大切なもの 23-01-2007(火) |
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タイタニックと言えばあのタイタニック号である。実は一昨日日曜日まで296日間、地元グラナダ市の科学博物館でタイタニック展示会なる催物が開催されていた。次はそのままバレンシア市に場所を移すそうだが、最終日を記念して地元新聞に紹介された様々な逸話の内の一つをご紹介しよう。 ガリシア地方(スペイン北部左:ポルトガルの上:主な産業は巡礼&漁業&南米産麻薬密輸入窓口)の漁船長を父に持つある青年が、1981年父が北大西洋で操業中に海底から引き揚げたと言う、中央に赤い旗の描かれた小さな皿でずっと食事をして来たそうである。その皿が今回展示されていた当時の三等客室の食器と全く瓜二つであることが分かってびっくり仰天。こんな偶然も世の中存在するのかとも思うが、タイタニックと言えば、筆者は何故か偶然にも12年前の神戸震災を思い出す。何故なら、この二つには共通点がなくはないからだ。だとすれば偶然ではなく必然だが・・・。 筆者の記憶に拠れば、タイタニックの設計者は例え神でも沈めることは出来ないとか言ったそうである。また、これはある知り合いのスペイン人から聞いたことなので、日本では記事になったかどうかは知らないが、倒壊した神戸の高速道路の設計者も完成時に同じことを言っていたそうである。 人の心の高慢は破滅に先立ち、謙遜は栄誉に先立つ。-----或る昔の偉い人 神なることばが宗教臭い、辛気臭いなら、自然の摂理と置き換えてもいいでしょう。どんな金城鉄壁の要塞を造ったところで、人間は大自然の力には到底敵わないことは自然の摂理です。読者の中には大事業や大工事を成し遂げて天に楯突く傲慢不遜な大人物はいないでしょうが、天には楯突かなくても、世の中は当り構わず毒衝き悦に入る傲慢不遜な人間に満ちています。それは時として明らさまな、或いは、猫を被った高慢かも知れません。しかし、いずれにせよ、時代や国境の違いを超えて、人の心の高慢は破滅と沈没と倒壊に先立つことは偶然ではなく必然であり、逆らうことの出来ない摂理です(コルムナ180)。 自らの栄誉を自画自賛し吹聴するデカイ態度か、栄誉に先立つ謙遜か・・・。いずれにせよ、人は失敗した時ではなく、成功した時こそ試金石の正念場かも知れません。 |
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249 大切なものはもらいたい、あげたい? 16-01-2007(火) |
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先週水曜日、何と75%の高配当を謳い文句に金を集め、金の先物取引で焦げ付いた業者が逮捕された。地元グラナダ市でのことである。海外の株式に投資して回収出来なかったらしい。現在被害者は400人とのことであるが、もっと増えそうな気配である。中には500000ユ-ロ(約7800万円)もつぎ込んでいた被害者も痛そうである。おまけに、中間マ-ジンの生き血を吸う類は友を呼んで、容疑者の知り合いの不動産業者も客を斡旋して一蓮托生していたらしい。 日本が世界に誇る株券妖術詐欺師に比べれば器が小さ過ぎるが(コルムナ198)、こんな事件は今日スペインでも珍しくも何ともない(同139&208)。要するに日本でも、スペインでも、働かずに金が欲しくて欲しくて仕方がなかったテメ-が悪いだけの話しである(同205)。 それに引き換え、一昨日日曜日の地元新聞に今日スペインでも珍しい全く正反対の記事が載った。グラナダ県のある田舎の89歳のお婆さんが、身体障害者老人ホ-ムの建設にと、何と720000ユ-ロ(約1億1125万円)寄付したそうである。 だからと言って、寄付する人が総て聖人君子でも何でもない場合も多いので、こう言った美談は文字通り取らない方がいい場合も多いと筆者は思うが、今週のこの二つの全く好対照な出来事は、人生における全く好対照な二つの価値観を比較するには格好の教材である。 受けるより与える方が幸いである。-----或る昔の偉い人 これまた絵に描いた良寛さんの如く、却って信用されない程の美辞麗句ですが、毎週引用する或る昔の偉い人のことばの中でも、今週のことばは末期ガン人類の特効薬だと筆者は確信します。何故なら、読者の皆さん、今すぐ総ての人が受けるより与える価値観になったと仮定すれば、毎日世界中で起こっているあれやこれやの事件や犯罪は皆なくなりますよね? 警察も、軍隊も、刑法も、風紀部の規則も、暗証番号も、鍵も、保険も要らなくなります。違いますか? だったら、この受けるより与える方が幸いであると言う価値観こそが答えです。何も財産を誰彼となくばら撒いて、ボランティア活動しろと言う意味ではありませんが、国民にこの心無くして美しい日本もまたあり得ない話しです。美しい日本は安倍さんの仕事ではなく、日本人一人一人のなすべき業なのです。 ただ、せっかくの特効薬ですが、多くの人は受ける方がいいに決まってるだろうとせせら笑って欲望の電車道を一本道でしょう(同200)。特に小さい頃から受けることばかりで育って来た青少年子供がそうかも知れません。三つ子の魂百まで、怖いことです。しかし、人は人。皆さんはどうでしょうか? これはgスペイン週間コルムナhから同胞日本人への一貫した問いかけでもあります。 |
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248 大切なものはもちろん人の命 09-01-2007(火) |
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先週木曜日になったかならないかの00:40頃、グラナダ市とその周辺でかなり強い地震があった。4階でまだ起きていた筆者も一瞬、これがこのまま続いたらやばいかなと思う位だったが、程なく収まった。震源は郊外のサンタフェ町の地下1Km。震源が浅かったので、震度の割には揺れたらしい。何せ日本人から見ると、耐震偽装皆でやれば怖くないみたいな建物ばかりなので(コルムナ138)、翌朝の新聞でも市民がインタビュ-で恐怖の何秒間とか仰々しいことが書いてあった。ただし、高層アパートの上の方は相当揺れたらしい。 先週のコルムナの最後に自分で書いたことが生々しく脳裏に蘇っては来なかったが、土曜日に行きつけの食堂のあばさんとこの話しになり、おばさんの言うには『人々は毎日仕事もせず飲んで騒いで、物欲に走って、やりたい放題やらかして、これは天罰の前ぶれじゃないか』とのこと。筆者はスペイン人の中にもまともな意見の人はいるものだと思わず感心してしまった次第である。 物欲と言えば、翌7日から日曜日にも関わらず、クリスマス特別バーゲンセ-ルが怒涛の如く始まった(同40&91)。所詮宗教行事や祭日は政治家が宗教と結託して考えた、人々が金を使う様に煽る経済効果に過ぎないと、分かっているスペイン人もそう言っている位である。筆者もこのコルムナを書きながら、4階の窓から下の歩道を見下ろすと、かなりの人が大きな買い物袋を抱えているのが見える。買わなきゃ損らしい。 どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることも出来ないからである。-----或る昔の偉い人 良く考えてみると、いつの時代も、どんな国でも、人間の歴史は一部の人間がその他大勢を煽るマインドコントロ-ルだと言えなくはありません。独裁、何とか主義、国家宗教、アイドル歌手、そして、じゅうたん爆撃の様な資本主義社会のコマ-シャルに拝金物欲至上主義・・・に携帯!? 多くの人は泥酔して踊らされてはいないでしょうか? しかし、大切なことは、金銭物欲ではどうすることも出来ない人の命です。読者の皆さん、皆さんは果たして生きているでしょうか? |
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247 大切なものは2007年 02-01-2007(火) |
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スペインから新年おめでとうございます。どうせ世界中で今年もまた明るいニュースより気分が滅入る様なニュースの方が圧倒的に多い一年になること請け合いでしょうが、筆者は一人でも多くの日本人読者が気分が滅入る様な人生を送らないで済むために地の塩となるべく(コルムナ97)、今年もgスペイン週間コルムナhを書き続けます。それは多くの場合、今までもそうであった様に、残念ながら、反面教師的側面が強くなることは避けられませんが、物事何が正しいかを知るためには、してはいけない反面教師的な正しくないことが何かを知り、その上で何が真に正しいかを知り、かつ、それを実行に移せば、気分が滅入る様な現代社会にあって、気分が滅入る様な老後を過ごすこともないでしょう(同246)。 さて、クリスマス前の12月20日頃の新聞記事だったと思いますが、スペインの若者に人生何が一番大切かと言うアンケ-トを取ったところ、もろ『金』だと言う答えが見事一等賞だったそうです。スペインも日本と同じく、人間として全く色気のない、守銭奴みたいな若者や子供だらけな訳ですが、今年はこのg大切なものhをテ-マにコルムナして行く予定です。 しかし、どうしても必要なことは僅かです。いや、一つだけです。-----或る昔の偉い人 大切なものと言われても、金銭物質的から愛情まで、人や状況に拠って答えは千差万別で、とても一言や二言では言い尽くせません。もちろん、筆者もそれを事細かく一々コルムナする気はありません。これらの多くの、言わば相対的な大切なものなら、『価値観の相違です』の一言で自分自身からも、他人からも逃げるのは簡単なことだからです。読者の皆さん、人生お利口さんな美辞麗句で逃げてどうしますか? だからこそ、人や状況や国境や時代にも左右されない、相対的ではなく、絶対的に大切なものに克目しなければ、相対的に振り回されます。 一階の入り口、中のエレベ-タ-、二階のインテリア、三階の窓、屋上の物置・・・。建物の是非や好みについて語り始めたら切りがありません。色々な意見があるでしょう。頭ごなしにこうだと決めてしまったら各自の個性がなくなるでしょう。しかし、建物の基礎工事が一番大切だと言うことについては誰も異論はないはずです。誰も異論はないものを絶対的価値観と言います。各自個性はなくてはいけませんし、あるべきです。人それぞれ違いを乗り越えて尊重し合うべきです。しかし、万人に共通であるべき人間としての基礎のグラつき、本来誰も異論はないはずの絶対的価値観のグラつきまで尊重する訳にはいきません。 建物の細部の相対的価値観ではなく基礎工事の絶対的価値観。これこそ大切なもの。こんなことを今年はコルムナして行きましょう。 |
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246 1月7日に目が醒めりゃ~ 26-12-2006(火) |
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日本は昨日でクリスマス商戦も終わり、一晩寝たらコロッとちゃっかり日本の年末年始商戦モ-ドに宗旨替えされているのだろう。ただ、スペインを初め、カトリック社会ではクリスマスは1月6日まで続く(コルムナ37&38)。いずれにせよ、商戦であることに国境はない。 先週土曜日の地元新聞に載った悩み事電話相談室担当の女性のインタビュ-に拠ると、この時期『一晩寝て起きて1月7日だったらどんなにいいことか』と電話をかけて来る人がかなりの数に及ぶそうである。西洋社会ではクリスマスは家族が集う家庭的なお祭りと言う色彩が強い。従って、これは多くの一人暮らしの人の率直な心情であり、寝正月と言う意味ではない。大半は身寄りのないお年寄りとのことだが、中にはそうでない人もかなりいるそうである。離婚率五割の国ならさもあらん(同31&98)。もっとも、家族で集まった人々も、家族の親睦は別にして、1月7日にはキリスト様抜きの偽キリスト教徒自作自演乱痴気偽クリスマスの夢から醒めて現実に引き戻されることには違いはない(同88)。 ところで、読者はスペインに限らず外国に行ったことはあるだろうか? 海外旅行に限らずレジャ-産業は夢を売る商売と言えなくはないが、旅行や、勤めを辞めて気晴らしに行く現実逃避短期留学など(同84)、帰国したその瞬間夢から醒め、現実の世界に引き戻されるにはせいぜい一晩寝て起きれば十分ではないだろうか? 嘘は花は咲かせるが実は成らせない。-----或る昔の偉い人 織田信長は本能寺で敵に囲まれた時、その人生と言う夢から醒めたことを悟ったが故に g人生僅か五十年~夢幻の如く也hと詠むに及んだのではないでしょうか? それは我々庶民も同じこと。ある意味夢を思い描いて、それを実現するのが人生とも言えますが、夢から醒めてみれば荒野にたたずむ身寄りのない老人では悲しい限りです。どこで何がどう間違ってしまったのでしょう? 人生の収穫は実です。花ではありません(同215&216)。花を実と取り違えることは手段を目的と取り違えることと同じです。人目を惹くのは花です。しかし、残るのは実です。手段を目的と取り違える人は、結局目的が最初からないのですから、いかなる目的地にも行けるはずがないのです。花を咲かせるために誠実に努力している人もいるでしょう。しかし、目的が実ではなく花なら、或いは、花を実と勘違いしたのなら、それは最初のボタンを掛け間違えたと同じこと。残りのボタンをいくら真面目に勤勉に誠実にかけたところで、残念ながらそれは正しい着こなしではありません。 これらの電話相談した人達は人生花も散って、残念ながら実も皆無だったとも言えるでしょう。しかし、これは単に、だったら老人福祉を徹底しましょうと言う問題ではありません。我々も今一体どんな夢を見ているのか良く良く吟味する必要があります。実ではなく花に気を奪われれば、似たり寄ったりこうなってしまう可能性大だからです。 来年もまたご一緒に考えていきましょう。 |
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245 クリスマスは鶏の手羽と首と足のス-プ!? 19-12-2006(火) |
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筆者はクリスマスが嫌いである。ここスペインでも今や街はクリスマス一色。人様の誕生日が嬉しくないとは、さぞかし嫉妬深い歪んだ性格の持ち主かと思われるかも知れないが、本物志向の筆者としては、主役不在のクリスマス商戦のどこが誕生日おめでとうなのだと言うしかない。キリスト様を出汁に、ケ-キに七面鳥にプレゼント、そして、命の次に大切なクリスマスドリ-ムジャンボ宝くじ(コルムナ68&194&195)。おまけに、最後はカトリックのミサに行って告白すれば、普段から何をやってい様が総て赦される!? 本物どころか、絵に描いた様な純偽キリスト教である。とまあ、去年もこんなことは書いたので、暇な方はそちらも読み直していただきたい(同193)。そんな中、先週土曜日の地元新聞に珍しくまともな記事があったので、そのまま直訳してお届けしたい。 『多くの(スペインの)家庭にとってクリスマスは必ずしも良い思い出ではないでしょう。私の場合もそうでしたが・・・。1950~60年代、多くのグラナダ市の家庭ではチキンなど年に一度のクリスマスイブだけしか食べられないものでした。私と母親と二人の妹の私の家庭でもそれは同じことでした。それも、母親がお手伝いとして日給6ペセタで何の保証もなく働いていたお宅の奥さんからもらった鶏の手羽と首と足のス-プでした。ああ、お母さん、今貴女の息子と孫達は、例え鶏の手羽と首と足の粗末なス-プでいいから、貴女と一緒にクリスマスイブの夕食を分かち合えるためなら何を惜しむでしょう・・・。(或る市民の投稿)』 第二次大戦後唯一のファシスト国家として世界から孤立したフランコ・スペイン時代(同244)の庶民の生活はこんなものだった様である。また、年に一度のチキンと言えば、もう17、8年も前のことになるが、当時グラナダ市に住んでいたあるウルグアイの女性を思い出す。向こうの彼女の家庭でもチキンは年に一度の贅沢だとのことであった。 野菜を食べて愛し合うのは肥えた牛を食べて憎み合うのに優る。-----或る昔の偉い人 半年位前に読んだギタ-か野球か何かのサイトでg本物に触れろhと書いてあったのが印象に残っています。細かい技術どうこうではなく、本物に触れれば目が開かれると言う内容だったと思います。だからと言って、本物に触れたばかりに、筆者のギタ-も含めて、却って自らの不足を思い知らされる場合の方が圧倒的に多いのでしょう。しかし、人間が人間であることに関してなら、誰しも不足を感じて補えば、今より少しは人間らしくなれるはずですが、余りにも偽物に触れ過ぎた人の場合は必ずしも修正が効くとは限りません。いえ、クリスマスに限らず、ブレ-キの壊れたダンプカ-の如きメガ消費社会の暴走に巻き込まれていることに気付くことさえないとすれば、欲望のスタンピ-トの終点は理性のない野生動物の群れの如く滝壷で溺死でしょう、多分。 本物とは何でしょう? 偽者ではないこと。本当のクリスマスとは何でしょう? キリスト様の誕生を祝うのでなければ、キリスト様を利用して自らのためにプレゼントの交換や金儲けしているだけの純偽善行為です。そして、本当の人間とは何でしょう? 人間なら人間味のあること。簡単な理屈です。人間味のない人間は単に哺乳類のヒト科に過ぎません。しかも、性根が激しく歪んでいる分だけ他の動物の方が遥かにマシです。 肥えた牛を食べて憎み合う・・・。正に欲しがって飽きることを知らない強欲で愚かな圧倒的大多数の現代人の如実な描写ではありませんか? クリスマスの時位、ご馳走を食べながらで結構ですから、肥えた牛の肉やケ-キやプレゼントではなく、汚い馬小屋の飼い葉桶に寝かされたキリスト様の清貧と謙遜を少しだけ考えてみてもバチは当りません。バチ当りはまた26日から!? それが証拠にこの記事の翌日日曜日の記事に拠ると、スペインではクリスマス期間中はまた家庭内暴力事件の最も多い時期であり、警察も警戒態勢を敷くそうです。やっぱりバチ当りクリスマスか!? 読者の皆さんも本物志向かバチ当たりか、今決断の時です。 |
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244 キュ-バからも世界に発信南北問題 12-12-2006(火) |
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キュ-バと言えば北朝鮮と並んで共産圏最後の砦だが、ま、日本人は野球以外は無関心だろう。ただ、日本でもこのところ末期ガンで重体説のカストロ首相がニュ-スになることもある様である。先週散々アメリカをコキ下ろして三選したベネズエラのチャべス首相と並び、派手な反米感情丸出しパフォ-マンスで同類項の独裁者二人は仲が良く、また、気違いでもある。もっとも、このカストロ首相はスペイン北部ガリシア地方(ポルトガルの上)の移民の息子と言うことはスペイン人以外には余り知られてはいない。同じくあの悪名高いフランコ将軍も同地方出身であるから、そう言う土地柄なのかも知れない。現在でも漁業とサンティアゴ・デ・コンポステ-ラの巡礼産業しかない貧しい地方である。 さて、キュ-バと言えば、筆者は以前書いたコルムナ41を思い出した。今週はあの時書かなかった会話を紹介してみたい。筆者は先週の如き予備知識があったので、食事中このキュ-バ人にこう尋ねた。『ところで、キュ-バじゃ占い師や霊媒めいたことが結構普通じゃないの?』『良く分かるね~(と言ったかどうかは覚えていないが)。たくさんあるよ。』『君はやってもらったことは?』『あるね・・・』と、つまり、第三世界キュ-バではこの種の事が圧倒的大多数の人々の生活の一部にさえなって染み付いているはずだと言う筆者の予想通りの会話になった。もっとも、これはキュ-バに限らず中南米に広く一般的なことではあるが・・・。 だから、中南米は広く一般的に第三世界をやっているのである。アメリカの歴史的搾取政策もあるかも知れないが、一番の原因は先週列挙したこれら一蓮托生の猛毒がボリビアやキュ-バに限らず、中南米や世界中の第三世界では何世紀も前から国民生活に、いや、国民の魂にまで奥深く根差してしまっていることにある。根が猛毒感染なら、極めて発育不全の木枝葉に極貧の実しか成らないのは当たり前。それを、その可哀想な実だけ見て安っぽい判官贔屓になり、実だけ取り繕おうと心からボランティアや募金したところで、根の健康に言及しない限り、知恵のない崇高な行為としか言い様がない。それ故、単なる富の分配や経済援助で南北の格差がなくなる訳はないのである(同241)。 極め付けの第三世界と言えば中南米ではなく、我々はアマゾンやニュ-ギニア、アフリカの奥地などの原住民を思い出す。そして、いくら郷に入らば郷に従えと言われても、顔にまで入墨を入れたり、下唇に物を入れてビロ~ンと伸ばしたり、ちょっとこう言うのだけは勘弁願いたいと思う風習があるのも確かである。実はこれらは単なる習慣の違いではなく、筆者が先週今週とコルムナして来た猛毒の極致に他ならない。或いは、シャ-マニズムとか、太鼓を叩いている内にトランス状態に陥るとか言うのは、それは文化などではなく、猛毒中毒症状なのであり、だからこそ、彼らは何世紀経っても発育不全なのである。こう言ったものは研究するものではなく、ただひたすら君子猛毒に近寄らざるべきものである。そう言えば、筆者が子供の頃テレビで見た洋画で、アフリカかどこかの未開民族に近づいた白人の博士が映画の終わりでは原住民と同じ格好をしてgウヒホヒハ(分からない読者はお父さんに訊いてね)hと踊っていた場面があった。実は我々西側文明社会も如実にこうなって来ている。 私はあなたがたが善には聡く、悪には疎くあって欲しいと望んでいます。-----或る昔の偉い人 先週今週と、こりゃ一体何のコルムナじゃ、と理解に苦しむ読者も多いでしょう。先週今週と何故これらの一蓮托生が猛毒なのかと言う理由は敢えて述べないことにしますが、猛毒なのですから、目や耳から飲めば必ず著しく魂の健康を損ない第三世界に落ちぶれます。何故なら、第三世界とは必ずしも社会システムや国家の経済ではなく、第三世界人間の集合体が第三世界の正体だからです。ですから、この問題に関してはキュ-バもボリビアもありません(同241&242)。そして、問題はキュ-バでもボリビアでもなく、現代の日本やスペインの問題であり、読者自身や読者の家族の問題に他ならないと言うことなのです。 そして、魂が病めば必然的に肉体も病みます。今日日本でもスペインでもすっかり市民権を得てしまったピアス、入墨、奇抜な髪形・・・。そう言われてみれば、程度の差はあれ、これらが上記の原住民の風習と酷似していることに読者はお気付きでしょうか? 酷似しているはずです。これらは決してここ十数年来の新しいファッションではなく、太古の原始宗教の昔からあったことなのです。それが神秘、文化、癒し、娯楽などと甘い名称に化けて、我々の現代文明世界をブラックホ-ルの如く席巻しているのが、先週列挙した占い、オカルトの類、心霊現象、新興宗教、カルト、ロック、テクノ、ラップ、ヒップホップなどです。これらにのめり込んでいる人ほど未開の原住民の様に肉体を細工して喜ぶ傾向にあります。日本人の一億総白痴髪染めもこの濁流の勢いに押し流された結果の一つです(同138)。テレビも週刊誌も占いに溢れ、子供からロック、テクノ、ラップ、ヒップホップに脳みそが漬かっていれば、21世紀の現代人の中身も外側もまたこれらの原住民的風習に落ちて行くのは偶然ではなく、むしろ、悪の必然です。これが現代社会が子供から何故多くの凶悪で陰湿な犯罪が満ち、服装と髪形が乱れて来ているかと言う一番根底にある理由です。総てとは言いませんがそうです。爽やかなはずの高校球児もこれらの猛毒音楽にハマっていれば、残念ながら今後不祥事が増えて行くのは明らかです。誰も猛毒を飲んで無傷でいられる人はいないからです。オレンジリボンでいじめがなくなれば世話はありません。子供達にこれらの猛毒を一切禁じる方が遥かにいじめ対策なのですが、これら猛毒番組の方が視聴率が取れ、雑誌もCDも売れるのですから、極めてどす黒くタチの悪い話しです。また、ここ十年来爬虫類のペットが流行っているのも同類項です。猛毒を飲めば犬や猫より蛇や蜘蛛の方が愛しくなって来るのです。逆に、爬虫類ペット業界の隆盛がこれら猛毒の世の中におけるバロメ-タ-とも言えます。数年前センタ-にやって来た人が言っていましたが、その人の知り合いの高校生の息子はペットの蛇と一緒に寝るそうです!? また、猛毒が頭の芯まで回れば、スプレ-で当り構わず呪文めいた意味不明の文字や気味の悪い絵など、勝手に手が描き出すのです。読者はここ10年来漫画やイラストなどが一昔前に比べてどこか暗く凶暴性の臭いがすることにお気付きでしょうか? 先週の動物の胎児のミイラのお守り同様、これもまた同類項のむじなです。或いは、インドのヒンズ-教徒は哀れを誘って物乞いさせるために親が率先して自分の子供の手足を切るそうです!? 正に末期ガン漫才ここに極めり。テメ-ら人間じゃね~とすれば(同213)、悪魔でしょうか? ま、似た様なもんでしょう。 また、精神病、拒食症なども大いに関係があります。見た目は美味しそうなこれらの猛毒に手を出してまず精神的におかしくなったのが様々な精神病で、その結果肉体的にさえおかしくなったのが今日の拒食症の大きな原因だと、多くの場合言えなくもないのです。その確かな証拠に日本人スペイン人を問わず、タロット占い、占星術、霊媒、こっくりさん、オカルト映画、癒し系宗教などの猛毒にやられて重度のノイロ-ゼや拒食症になった人を筆者は知っています。当然家族は心配して内科や精神科に連れて行きましたが、医者も家族も本人もこの猛毒を排除しないどころか、気付きさえしないのですから、結局焼け石に水で本人達は痩せ細っておかしくなっていくばかりでした。本人は末期の胃ガンで口臭が臭いのに、家族が心から心配して歯医者に連れて行く様なものです(同67)。クサイ臭いは元から絶たなきゃだめなのです(同234)。 こう言う猛毒に限って上っ面だけは文化、善意、自由、平等、博愛、人類愛、平和、ボランティア、イマジンなどと美辞麗句で塗り固められているのですから、そのタチの悪さは時代の寵児を演じていたあの妖怪毒饅頭小僧以上です。イタリアのマフィアはミサに、日本のヤクザは神事に熱心なのも同じ理屈です。良く良く注意を払わなければ、金だけではなく、砂糖で塗り固めた猛毒を食らわされて、とことん第三世界の奥地の原住民にまで落ちぶれます。 ところで、読者がタイムマシンで戦時中の日本に行き、g皆さん、天皇陛下は神ではありません。もうすぐ日本は戦争に負けます~hと圧倒的な史実を言ったとしたらどうでしょう? 軍国主義で偽りの愛国心に洗脳されている同胞から国賊呼ばわりされて、思想犯でブタ箱行きでしょう。しかし、偽りではなく正しいことを述べ伝えるのが愛国心なのです。そして、敗戦となった焼け野原で、gそう言えば~とか言ってた奴がいたよな~。あいつの言ってたことは正しかったよな~hと回顧されることでしょう。スペイン週間コルムナもそう言うものかも知れません。先週今週と訳の分からないコルムナの上に、独断と偏見が過ぎると思う読者もいるでしょうが、何をいつどう回顧する(せざるを得ない)かは人それぞれが聡いか疎いかにかかっているのです。疎ければ猛毒を食らって第三世界で南極です。君子猛毒に近寄らず。全身に猛毒が回って、人生焼け野原となってからでは遅いのです。気を付けて下さい。 |
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243 ボリビアから世界に発信南北問題(3) 05-12-2006(火) |
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ボリビアだったかどうかは覚えていないが、10年ほど前にこちらのテレビの中南米のどこかの国のドキュメンタリ-で、インディオ達が動物の胎児のミイラをお守りに売っているのを見た。今週はいきなりミイラの話しだが、いつもとはかなり違うコルムナだと思っていただきたい。また、世間一般とは全く違った観点から何故南北問題の南の国は南から脱却出来ないのか、北もまた南下の危険にさらされている、今日北も南も巨大な精神病院と化した根本原因の一つ(コルムナ118)、などについて二週に渡ってコルムナしてみたい。 このコルムナでは何故かと言う理由は敢えて細かく説明しないことにするが、以下列挙する事どもを行えば、例え北の人間でも個人的には人生は南に零落し、また、これらが日常茶飯事の習慣にさえなっている現在南の第三世界の国々が何故第三世界から決して抜け出せないかと言う根本的理由もここにあると言っても良い。 あらゆる種類の占い、オカルトの類、心霊現象、新興宗教、カルト、ロック、テクノ、ラップ、ヒップホップなど。前半はgあなたの知らない不思議な世界(昔昼のワイドショ-でこんなコ-ナ-があった!?)h、後半は特に子供や若者に大人気の音楽と言えるが、実は皆一蓮托生の同じ穴の貉であり、魅力的な外見に見える(見せる)一方で、内に相当量の猛毒を秘めている。キャバレ-の阿婆擦れ女なら偽りの厚化粧の色気に惑わされて、酒を飲まされて、高い金を巻き上げられるだけだが、これらは人の人生を魂の奥底まで猛毒衝き、周囲の人さえ朱に交わってどす黒く染める恐ろしい力を持ち、金ではなく、人生そのものを人から巻き上げる力を持っている。 日本でもスペインでも、これらがもはや文化とさえ認知されるに至り、世界中で市民権を得てしまっていることに異論のある読者はいないだろう。どこのチャンネルを捻っても(←今はリモコンのボタンだから死語か!?)占い番組に暴力推奨映画にこの種の音楽の大洪水であることは、子供の漫画や文具から週刊誌に至るまで万国共通である。 鳩の様に純真で蛇の様に聡くあれ。-----或る昔の偉い人 だからと言って、これらの常習者や愛好者が決して悪い子や社会的に極めて問題のある人とは言えないことが多いでしょう。いや、むしろ、いい子で善良な市民の場合の方が多いのかも知れません。しかし、鳩の様に純真であると同時に蛇の様に聡くなければ、知恵のない鳩なら簡単に毒蛇に騙されて飲み込まれます。 今週は一体何のコルムナじゃ、と奇々怪々に首を傾げる読者も多いかも知れません。しかし、何のコルムナか掴み所がなくても、現在日本で毎日の様に起こる様々な犯罪の多くは毒蛇の様な陰険さの臭いがすることに異論のある読者もまたいないでしょう。また、良く思い返してみれば、これらのことが世に溢れ出して以来、人間の陰湿さを浮き彫りにした様な出来事や事件に子供から関与していることにも気付くでしょう。スペイン社会も全く同じです。いや、スペインの方が悪いとは思いますが、ヒトラ-とムソリ-ニのどちらが悪いかなどと言う比較に意義はありません。世界中人間様は子供から狂って来ているの |